「ブリオーニのスーツをクリーニングしたいけど、どの店が良いのか分からない」このようにお悩みではないでしょうか?
ブリオーニのスーツは繊細な生地を使い手縫いで作られているので、一般のクリーニング店に任せても大丈夫か、不安になってしまいますよね。
そんな方のために、このページではキートンスーツのクリーニングを安心して任せられるクリーニング店をご紹介します。
ブリオーニのスーツを、一般的なクリーニング店に出してはいけない理由
ブリオーニのスーツのクリーニングは、普通の店よりも、高級スーツ対応店の方が適しています。その理由は3つありますので、それぞれ解説していきます。
- ①型崩れや縮みが起きやすいので、採寸が必要
- ②ブリオーニの生地本来のツヤを保つには、水洗いが必要
- ③素材がデリケートで乾燥時に傷つきやすいので、静止乾燥が好ましい
理由①型崩れや縮みが起きやすいので、採寸が必要
ブリオーニのスーツの8割程は手縫いで繊細に仕上げられています。また、特徴として肩パッドや芯地が入っていて立体的な作りとなっているので、クリーニングの際に型崩れや縮みを起こしやすいのです。
そのため、ブリオーニのスーツをクリーニングする際は、「洗う前に採寸して、クリーニング後にクリーニング前と同じサイズに戻す」「型崩れ防止の仕付け糸を打つ」等の対策を取り縮みや型崩れを防ぐことが大切です。
手間のかかる採寸や仕付け糸は、高級スーツの受入可能なサービス品質の高いクリーニング店のみの取扱いとなります。
しかし、ブリオーニのスーツの高い品質を保つためには、「採寸」などの対応が可能な店に出しましょう。
理由②ブリオーニの生地本来のツヤを保つには、水洗いが必要
ブリオーニのスーツには、Super140以上の最高級ウールやカシミヤなどが中心として使われており、しなやかで着やすく、生地本来のツヤや光沢があるのが特徴です。
そのツヤや光沢は着ているうちに損なわれていってしまいますが、ドライクリーニングに加え汗や尿など水溶性の汚れも落とすウエットクリーニング(水洗い)も定期的に行うことで復活させることができます。
ウエットクリーニングは専用の設備やウエットクリーニングに関する知識と経験が必要なので、なかなか一般的なクリーニング店では扱うことができません。
しかし。ブリオーニ特有のツヤや光沢を保つためには、水洗いが可能なクリーニング店を選ぶようにしましょう。
理由③素材がデリケートで乾燥時に傷つきやすいので、静止乾燥が好ましい
ブリオーニのスーツは、最高級ウールやシルク、カシミヤなど、デリケートで傷付きやすい素材で仕立てられています。それらの生地は、濡れている状態から乾燥させるときに傷つきやすくなっています。
ですので、回転し高温で乾燥させる方法(タンブル乾燥)よりも、ハンガーにかけたまま動かさずに、低温でゆっくり乾かしていく静止乾燥が最も適しているのです。
静止乾燥は乾くまでに時間がかかり、一度に大量に乾くタンブル乾燥と比べると少し値段が上がってしまいますが、ブリオーニのスーツの品質を保つためには、静止乾燥をしているクリーニング店を選ぶと良いでしょう。
ブリオーニのスーツのクリーニング店選びのポイント
高級スーツをクリーニングに出す際、そのクリーニング店で良いのかを見極める大切な3つのポイントがあります。
- クリーニング前後に採寸をしているか
- ドライクリーニングとウエットクリーニング(水洗い)両方に対応しているか
- 乾燥方法が静止乾燥か
①クリーニング前後に採寸が必要
クリーニング前後の採寸をしておく理由は、その素材や箇所に合った修正ができるからです。
例えば、縮んでしまった場合に、どの箇所がどのくらい縮んだかわかるので、適切な修正が可能になります。
細心の注意を持ってクリーニングしても、素材やクリーニング方法によっては縮みが出てしまうもので、採寸していない場合は仕上がりに縮みがあっても、どの場所がどのくらい縮んだのかが分からず修正のしようがありません。
だからこそ、クリーニング前後の採寸は重要です。
②ドライクリーニング・ウエット(水洗い)クリーニングの両方の対応が必要
ドライクリーニングだけだと充分に汚れが落ちないので、結局洗ったとしても劣化する場合があります。
- 油性の汚れ=ドライクリーニング
- 水溶性の汚れ=ウエットクリーニング
衣類についた汚れは、大きく分けて皮脂やファンデーションなど油性の汚れと、汗や尿などの水溶性の汚れがあります。それぞれの汚れは、それに適した洗い方でないと落ちません。
そのため、全ての汚れを落とすには、ドライクリーニングとウエットクリーニングの両方に対応が必要です。
③静止乾燥が良い
高級スーツのクリーニングに静止乾燥が良い理由は、衣類に対してのダメージが少なく、痛みや縮みが少ないというメリットがあるからです。
クリーニングの乾燥方法は、静止乾燥とタンブル乾燥があります。
静止乾燥は、衣類をハンガーなどに吊るした状態で、温風などで乾かしていく方法です(自然乾燥の場合もあり)静止乾燥は乾くまでに時間がかかりますが、衣類の傷みや縮みは少なくなります。
一方、衣類を回しながら乾燥するタイプのタンブル乾燥は早く乾きますが、回すことによる痛みや、急激な高温乾燥による縮みも起こりやすいというデメリットがあります。
そのため、高級スーツには静止乾燥がおすすめなのです。
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