ニットワンピースといえば、秋冬に大活躍する、女性にとってのマストアイテムですよね。
ニットワンピースはコーディネートも簡単だし、男女共にウケが良いし、毎日でも着たい!けど、自宅で洗濯するのが難しいアイテムです。
ニットといってもウールやカシミヤ、コットンやアクリル、シルクと動物の毛だけでなく合成繊維や植物繊維の様々種類の素材があります。
素材によって洗濯の仕方が違うし、自宅の洗濯機で洗ったら毛玉や縮んだり、ヨレヨレになったり、素材によって様々です。どちらにしてもお気に入りのニットワンピースがもう着れなくなってしまうと残念ですよね。
ニットワンピースにとっては、毎回クリーニング出すのが良いんだろうけど、お財布が痛いので出来れば自宅で洗濯したい!と思う方は多いと思います。
ということで、今回は自宅でニットワンピースを洗濯する方法について詳しくご紹介させて頂きます。
ニットワンピースをクリーニングに出した時と自宅で洗濯したときの違い
ニットワンピースをクリーニングに出した場合
実は宅配クリーニングって割安なこと、ご存じですか?
特に衣替えの時期は普通にクリーニング店に出すよりも安いです。
意外と思った方は、是非、格安の宅配クリーニングをチェックしてみてください。
何より、ニットワンピースの中でも、型崩れしやすい素材のもの、色落ちするもの、縮むものを自宅で洗濯するのは難しいです。
絶対に失敗したくないお気に入りのニットワンピースは、宅配クリーニングに出しましょう。
宅配クリーニングは何より家までクリーニング品を取りに来てくれて、家までクリーニングの終わったニットワンピースを送り届けてくれるので、時間のない主婦やOLにとっての味方です。
それでいて、ちまたのクリーニング屋さんより安いのですから、嬉しいですよね!
ニットワンピースを自宅で洗濯した場合
自宅で洗濯することが出来れば、クリーニング店に出したり、引き取りに行ったりする手間は省けます。しかし、ニットワンピースは、普段着ている衣類のように洗濯機の中に丸投げ!ということは出来ないですよね。
毛玉だらけになってしまったり、縮んでしまったり、逆に伸びてしまったり…よくある失敗談を見ると残念でしかありません。
ニットワンピースを洗濯する場合、生地によって異なりますが、水の温度、洗剤、洗い方などに気を付けなければなりません。
その為に洗濯絵表示をしっかりと確認することが大切です。洗濯絵表示の意味がわかれば、多少は縮みや痛みを最低限に抑えることができます。
ただ、洗濯絵表示を無視して素人判断で洗濯してしまって、よくある失敗例にならないように注意してくださいね!
ニットワンピースを自宅で洗濯する際の注意したいポイント
- 洗濯絵表示を確認する。
- 色落ちのチェックをしておく。
- 裏返して、きちんと畳む。
- 洗濯ネットを使用する。
- 温度が大切!30度以下で洗う。
- 形を整えて、平干しする。
以上のポイントをしっかりと抑えて選択することで、自宅の洗濯でニットワンピースが痛むリスクを減らすことができます。
ニットワンピースを自宅で洗濯する際のよくある失敗例
ニットワンピースのよくある洗濯失敗例から原因と、改善方法を解明します!
◆ニットワンピースの色落ち
初めて洗濯するものって、色落ちするかわからないですよね。
洗濯してみると、「他の衣類に色移りしてしまった!」「色落ちして、お気に入りのニットワンピースが変色してしまった!」なんて“洗濯あるある”ですが、本当にショックですよね・・・。
だからこそ、色落ちチェックは大切です。
◆ニットワンピースが縮んだ・伸びた
ニット系ではよくある失敗ですね。伸びてしまう原因は、干し方にあります。
ハンガーに干すだけだと、水の重みによって伸びてしまうのです。
また縮んでしまう原因は、素材にあります。特にウール系は、水に触れると縮む性質です。
◆レースがほつれた。ビジューが取れた
ニットワンピースはレースやビジューがついていたりするものもあります。
その可愛いデザインが引っかかって、取れたり、ほつれたりすることがあります。
実はその原因は洗濯槽や他の衣類とぶつかり、余分な力がかかることです。
レースのほつれやビジューが取れないようにするためには、洗濯ネットを使用するようにしましょう。
特に自宅で洗濯しないほうがいいニットワンピース3種
- ブランドなどの高級なもの
- ビジューやレースなどの飾りがついているもの
- 縮みやすい、ウールの素材のもの
上記の3種類のニットワンピース特に、クリーニング店にお任せしたほうが良いです。もちろん、他の素材のものでもクリーニングに出すにこしたことはありません。
ブランド品はやっぱりデリケートな素材を使っていることが多く、形が崩れたりすると台無しになってしまいます。
またビジューやレースの付いているものはどれだけ丁寧に洗濯したとしても、やはりリスクは伴います。
また、家で洗濯できるものかどうかは洗濯絵表示をしっかりと確認していただいて、クリーニングに出したほうが良いかを判断するようにしてくださいね!
スマートフォンで“洗濯タグチェッカー”などの無料アプリで確認することも出来ますよ。
自宅で洗濯出来るニットワンピースの洗濯表示を紹介
上記の洗濯表示は、自宅で洗濯することが出来る洗濯表示の一例です。
手洗いのマークに“×”がついていると、洗濯出来ないので注意してください。また、数字は水温を表しています。この一例では、「40度や30度以下の温度で洗ってください」という意味の表記です。“中性”とは、中性洗剤を使用してください。という意味です。
ニットワンピースの洗濯の手順
<ニットワンピースの洗濯をする際に用意するもの>
- エマールなどの中性洗剤・柔軟剤
- 洗濯ネット
- ニット干しネット(手洗いの場合は、バケツや洗面器)
①洗濯タグにて、素材・洗濯絵表示の確認をする。
洗濯出来る素材は、綿・ナイロン・アクリル・ポリエステル・アンゴラ。
洗濯出来ない素材は、カシミヤ・キュプラ・ノジック・シルク・テンセル・レーヨン。
絵表示にて、手洗いと表示されている場合もあります。その場合は洗濯機ではなく、バケツなどで、押し洗いをしてください。
他の素材でも手洗いは、型崩れや縮みや毛玉予防にもなるのでオススメです。ただし、ゴシゴシと擦り洗いをしてしまうと縮みや毛玉の原因になるので要注意です!
②色落ちテストを行う。
色落ちや色移りは、よくある失敗例です。
白色の布にエマールなどの洗剤を付けて、色が移らないかチェックします。
③ニットワンピースを裏返しにして、ネットに入れる。
裏返すことで、毛玉予防になり、汗なども落ちやすくなります。
汚れている部分を外側にだすようにしてネットに入れましょう。
④おしゃれ着洗剤を使用する。
一般に使われる洗剤は、弱アルカリ性です。ウールなどの素材は傷んでしまうので、中性洗剤を使いましょう。たとえば、エマール・アクロンなどです。
⑤30度以下の水温で、脱水のし過ぎに注意する。
水温が高いと、縮みの原因になります。そして、脱水をしすぎると、素材が痛みますので注意してください。1分程度が推奨されています。
⑥必ず平干しする。
最後の段階になりますが、重要なポイントです。
ニットワンピースは、長さがある分、ハンガーなどで干してしまうと、水分の重さで伸びてしまいます。型崩れを防ぐためにも平干ししてください。
専用ネットの、便利なアイテムも売っているのでオススメします。
ニットワンピースをクリーニングに出した方がいい場合
洗濯絵表示を確認して、水洗いが出来ないニットワンピースはクリーニングに出しましょう。
そして洗濯絵表示の“×”マークや、“P”のマークがある場合は、自宅で洗濯しないほうがいいです!
また、高級なものや、絶対に失敗したくないものは、自宅で安易に洗濯しないほうがいいですね。どうしても落ちない汚れがある場合も、同様です。
クリーニング店は、洗濯のプロですから、時間をかけずに、新品同様になって戻ってきます。
しかし、それでもクリーニング店に出そうか迷うこと、よくありますよね。クリーニング代や、出しにいったり、引き取りなどの手間からではないでしょうか?
宅配クリーニングの利用もおすすめ
宅配クリーニングは店舗型クリーニング店よりも少々高いイメージありませんか?
ただ実際は、出す衣類の種類や付けるオプションなどを踏まえて考えると、かえって大幅に安くなることもあります。
- 冬物衣類を出すとき
- デリケート衣類を3点以上出すとき
- 汗抜き加工や高品質クリーニングをするとき
- 毛玉取り・染み抜き等の各種オプションを利用するとき
衣類のクリーニングはデリケート衣類を扱うとき、料金表には載っていない特別料金がかかることがあったり、汗抜き加工や染み抜きなどのオプションをつけると1着1500~3000円にもなることが割とあります。
とくにダウンジャケットやコートなどは1着3000円以上になることもあり、何気に結構な金額を払っているケースもよく見かけます。
宅配クリーニングと店舗型クリーニング店の料金を比べてみた
宅配クリーニングは、コスパの良さで人気の「LACURI」で、関西でも料金の安さで人気の「COZY」の料金を比較してみました。
衣類を多く出せば出すほどお得になるような料金設定になっているのが宅配クリーニングです。
値段だけみると高く感じてしまいますが、しっかり計算してみると違いがわかるかと思います。
LACURI (宅配クリーニング) | COZY (店舗型クリーニング店) | |
---|---|---|
料金 | 5点:8,280円 10点:10,980円 | Yシャツ 275円〜 スーツ上下 1,760円〜 トレンチコート 2,750円〜 ダウンジャンパー 3,300円〜 |
ブランド品の料金 | そのまま | 追加 (コート・ワンピは4,400円ほどに) |
5点の場合 ・スーツ上下 ・ブランド物ダウン ・トレンチコート ・カーディガン | 8,280円 (無料オプション多数) ※毛玉取り・シミ抜き・ボタン修理・配送料など | 12,980円〜 (オプション別途) |
オプションをつけた場合 毛玉取り・シミ抜きなど | 8,280円 | 15,480円〜 (1着500円追加の計算) ※ブランド品だともっと高くなる |
最も安いパターンでどちらも計算してみましたが、宅配クリーニングは何を出してもそのままで、無料オプションもたっぷり付いています。
店舗型クリーニング店は、クリーニングに出すものによっては宅配クリーニングより高く、オプションをつけたりブランド品があったりすると、その分料金がどんどん加算されていき宅配クリーニングよりかなり高くなります。
実は宅配クリーニングって安いだけじゃなかった
宅配クリーニングと店舗型クリーニング店の料金は実際そこまで変わりません。
ちなみに、店舗は速度重視ですが、宅配クリーニングは速度より品質を重視する業者が多いです。
- 洗い終わりの石油系のニオイが少ない(ほぼない)
- シミ抜き無料なのにしっかりしている
- 店舗よりさらに細かく点検してくれる
- 出す&受取りの手間がない
- ボタン直しまでしてくれるとこもある
- 毛玉とりをしてくれる
- 変なシワがあったら再仕上げに出しやすい
宅配クリーニングは店舗に行かない代わりに、受付する人が送られてきたものとの差異が出ないように、衣類の状態から送られてきた衣類の点数などを管理する必要があります。
また、クリーニング事故を起こさないために、衣類のチェックはかなり細かく行っていて、気づかなかったシミやほつれなども見つけてくれます。
結果的に、思っていないかった部分まで治って、さらにキレイに仕上がって手元に戻ってくることがあり、手間も掛からないので満足度が高いです。
クリーニングに出しに行くのが面倒だな…。近場のクリーニング店にあまり良い思い出がないなどあれば、一度宅配クリーニングを使ってみてはいかがでしょうか?
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