一生もののダウンジャケットとして有名なフランス生まれのMONCLER(モンクレール)のダウンジャケットは超高級で少し傷んだからといって何着も買うわけにはいきません。
だからこそ、モンクレールのダウンをクリーニングに出すお店もすごく悩みますよね・・・。
高級ブランドのクリーニングをうりにしているところは、1着で1万円以上するお店もあります。かといって、町のクリーニング屋さんに出すのはかなり危険です。
なんなら、クリーニング拒否されることもよくあります。
ここではモンクレールをものすごく丁寧にクリーニングしてくれるクリーニング屋さんを紹介します。
モンクレールのダウンなら”リナビス”と”キレイナ”がおすすめ

高品質をうりにしているリナビスとキレイナという、宅配クリーニングをご存知でしょうか?
この2社のクリーニングは対照的で、「リナビスはそこそこの品質で安い」「キレイナは高品質だけど高い」といった特徴を持っています。
リナビスってどんなとこ?

リナビスは、おせっかいなほど丁寧に1点1点の衣類を確認して、その衣類に合わせたクリーニングしてくれる、宅配型のクリーニングサービスです。
家の近くにクリーニング屋さんがなくても、家からクリーニングに持っていき、取りに行くのがめんどうでも、家に佐川急便の人が取りに来てくれて、クリーニングが完了次第持ってきてくれます。
しかも、モンクレールのクリーニングは1着1万円以上かかるのがほとんどなのに、リナビスは1180円~2,000円ほどで、そこそこ綺麗にクリーニングしてくれます。
キレイナってどんなとこ?

キレイナは、宅配クリーニングの中でも非常に珍しい高品質なクリーニングを提供している会社です。
クリーニング料金はダウンジャケットで7000円、ダウンコートで8500円となっており、比較的高価格です。
ただし、特殊な技術の必要な水洗いを採用しており、ドライクリーニングでは出せない風合いや汚れの落ち、“肌触りの良さ” “軽さ” “匂い”を実感できます。
キレイナはモンクレールのような長く着たいブランド衣類を出すのに、最も自信を持ってオススメできるクリーニングと言えます。
モンクレールのような高級衣類を長持ちさせるために必要なクリーニング
- 水溶性の汚れをしっかりと落とすこと
- 汚れにくくなる撥水加工をすること
- 乾燥は自然乾燥で衣類に負担をかけないこと
たったこれだけ?と感じるかもしれません。
しかし、これがなかなか経営上・環境上の問題で難しいのです。
特に3つ目の自然乾燥をすることは、まず都会のクリーニング屋さんでは難しいです。
なぜなら、クリーニング工場には自然乾燥をさせるようなスペースがあまりないこと、できたとしても空気が汚いことがあげられます。
もしできたとしても1着1万円以上の費用が掛かかるのが普通です。
それでは一つ一つの理由を見ていきましょう!
モンクレールのダウンはドライクリーニングだけでは汚れは落ち切らない
ドライクリーニングは油性の汚れを落とす特別な溶剤を利用して行うクリーニング方法であり、優しく洗うという意味ではないのはご存知でしたか?
ただ、ドライクリーニングで落ちる汚れは油性汚れだけで、水性の汚れは落とせません。
このシミ汚れの成分を表した画像を見ていただければわかりやすいと思います。

この画像のように、表面の汚れは油溶性なのでドライクリーニングで落ちる汚れです。
しかし、ワインやジュースなどの汚れは、水溶性の汚れなので水洗いをしなければ落ちません。
ただ、そうはいってもモンクレールのダウンは水洗い禁止のものがほとんどなので、そこで行うのが汗抜き加工です。
汗抜き加工は水洗い加工といわれており、水洗いで落とせる汚れをドライクリーニングと合わせて落とすことができます。 よく、洗剤の説明をしているクリーニング屋さんのホームページがありますが、クリーニング屋さんにおいて洗剤の違いはほとんどないのです。
だからこそ、クリーニング品質の違い洗剤などではなく乾燥と、1着の衣類をどれだけしっかりとスタッフさんが見ているのか?衣類に合わせた洗い方と乾燥方法をとっているのかなのです。
リナビスはものすごく細かく確認したうえで、ベテランのクリーニング職人が洗い方を見極めてクリーニングをしてくれます。
キレイナは上質な水洗いをおこなってくれるため、汚れだけでなく仕上がりが非常に良いです。
ダウンジャケットは撥水加工をすることでシミや汚れがつきにくくなる
そもそもダウンは、冬だけとはいえ良く着るものなので、当たり前のように汚れます。
その汚れの対策は、少しの汚れや水をはじく撥水加工を行うことです。
特に飲み物の汚れはシミになりやすいですが撥水加工をすることで、生地表面ではじいてくれるので、生地にしみこむリスクが減ります。
高級なモンクレールのダウンだからこそ、やっておきたい仕上げ加工ですね。
モンクレールのような高級ダウンは自然乾燥が必要なのか?
早さや安さをうりにしているクリーニング屋の場合、回転率をよくするために乾燥機を使って衣類を乾燥させています。
乾燥機を使うということは、衣類に熱をあたえて強制的に乾燥させるということです。
そのため、ちょっとした汚れが化学反応を起こして更なるシミや変色をさせてしまう可能性があったり、ふわふわ感がなくなったり、変なにおいがついたりしてしまいます。
だからこそ、衣類を傷めないために必要なことが「自然乾燥」なんです。
しかし、自然乾燥をさせるには、それなりの乾燥スペースが必要です。
ただ都会や町のクリーニング屋さんはただでさえ高い家賃を払っており、それなりの枚数をクリーニングしなければ儲からないので乾燥スぺースが足りません。
また、チェーン展開しているクリーニング屋さんもそれなりの人件費をかけているので、回転率を意識して安くたくさんの量のクリーニングをしています。
仮に、モンクレール1枚のクリーニングを1万円で受けたとしても、数を稼げなければ意味がありません。それなら、1000円のクリーニング10着を受けるほうが確実ですからね。
それに、いつも安く速く仕上げるクリーニングを行っている人が急にモンクレールのようなデリケートな衣類のクリーニングができるようになるでしょうか?
だからこそ、経営上・環境上の問題があり、したくてもできないのです。
そう、モンクレールのダウンをクリーニングに出す場合、しっかりとした乾燥工程を行ってくれるクリーニング屋さんに出さなければ傷んでかえってくる可能性もあるのです。
リナビスとキレイナは自然乾燥をするから選ばれる

リナビスは自然乾燥を基本として乾燥処理をしています。
それができる理由は、リナビスのある場所が兵庫県の田舎に位置しているためです。
田舎にお住まいの方はお分かりかもしれませんが、自然乾燥をするには空気がきれいなこと、敷地があることなどの様々な条件がそろっていなければできません。
ただリナビスにはそれがあります。
また、自然乾燥をする上での適切な空気というものがあり、土地が安いためにその乾燥させるために良い建物を持っています。
都会では高くて手が出せないような建物が田舎では安いので、乾燥をさせるのに最適な環境が安く手に入るのです。
そのため高級衣類のクリーニングをおこなっても安くできるわけです。
ただ安いといってもどの程度安いのか?少し気になる方が多いのではないでしょうか。
そこでモンクレールのダウンと検索するとよく出てくる白洋舎と比較してみましょう!
白洋舎とリナビスとキレイナのモンクレールダウンの料金比較
白洋舎のダウンのクリーニング料金
サイトの著作権の兼ね合いで、画像を掲載することができませんが、料金はダウンコートの場合7500円、ダウンジャケットの場合4500円です。
もしかしたら、高級衣類の場合はさらに高額料金の請求をされる可能性はあります。
http://www.hakuyosha.co.jp/cleaning/price/calc/result?mode=1
ただ、モンクレールのダウンだけじゃなく、ほかの衣類も一緒に出すことを考えると、更に料金が高くなってしまいます。
リナビスのダウンのクリーニング料金

リナビスは、3点パック・5点パック・10点パック・20点パックの3種類となっています。
- 3点 :4,920円(1点あたり1,640円)
- 5点 :7,750円(1点あたり1,550円)
- 10点 :10,700円(1点あたり1,070円)
- 20点 :18,600円(1点あたり930円)
このパックの中には染み抜きは無料です。軽度のシミならさくっと綺麗に落としてくれます。
ただ、モンクレールのダウンの場合は、更に綺麗に汚れを落として、汚れにくくするためにオプションを追加しておきたいところです。
そのオプションは、汗抜き加工と撥水加工の2つです。
- 汗抜き加工:1,058円/着(1着からOK)
- 撥水加工 :540円/着(1着からOK)
合計しても1,598円です。
5点パックの場合は7,750円+オプション料で5着のクリーニングが出せることになります。
もし冬服を多くお持ちの場合、1着1着のクリーニング代が高額かと思いますが、革ものなど特殊な服を除いて、すべてこの値段内でやってくれます。
クリーニング代が多少でも高い衣類を何点か出すことを考えると、確実に5点パックから選ぶほうがお得ですね。
キレイナのダウンのクリーニング料金

キレイナは1点ごとに料金が決まっています。
- ダウンジャケット:7,000円
- ダウンコート:8,500円
- ダウンベスト:5,000円
- キッズサイズのダウン:5,000円
- 汚れ防止&撥水加工:2,000円
ダウンジャケットの場合、撥水加工までしようと思うと1着につき9,000円となります。
ただ、10万以上もするモンクレールのダウンですから、キレイなだけでなく、ふわふわな仕上がり、生地の質感も損なわない仕上がりを求める方にとっては、歩いも安いと言えるかもしれません。
良いものはメンテナンスもしっかりとすることで、長持ちするわけですから、必要な費用と言えるでしょう。
そのためモンクレールのダウンは少々値段がかかっても最高の仕上がりを求める方に、キレイナはオススメです。
白洋舎が最も高くリナビスが最も安い
リナビス | キレイナ | 白洋舎 | |
---|---|---|---|
ダウンコート | 7,750円 | 8,500円 | 7,500円 |
衣類追加 | 5点まで無料 | 別途費用 | 別途費用 |
加工/着 | 汗抜き加工500円 撥水加工980円 | 撥水加工2,000円 (汚れ防止加工含む) | 汗スッキリ加工:2,376円 撥水加工:2,376円 |
オプション付合計 (1点) | 3,030円 | 10,500円 | 12,252円 |
料金だけで見るとリナビスが最も1点あたりの料金がお得です。
そしてキレイナは白洋舎よりも少し安い程度です。
そのため、モンクレールのダウンを出すクリーニング屋の選び方としては、安さを選びならリナビス 、品質を取るならキレイナのように選ぶのが理想です。
まとめ
はっきりお伝えすると、クリーニングの品質はある程度の金額をだせばそこまで大きく変わりません。
ただ、あまりお得すぎると、そういった良い品質を出せる職人でも、採算が合わなくなるので適切なクリーニングを行えない場合もあります。
特にクリーニングの場合は数をこなす必要がある仕事なので、1点1点キレイに洗っているクリーニング店を選ばない限り、依頼が増えれば仕事が雑になっていくのはどうしようもありません。
本当に満足のいくクリーニングを求めるのであれば、ぜひキレイナをお選びいただくことを推奨いたします。
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