ポール・スミスのスーツを出すクリーニング店の選び方｜高級スーツに強い宅配クリーニングも

「ポール・スミスのスーツをクリーニングに出したいけど、どこに出せばいいのかわからない。」このようにお悩みではないですか？

ポール・スミスのスーツには繊細で高級な生地が使われているため、一般的なクリーニング店に出すのは心配だと思ってしまうのも無理はありません。

そんな方のために、このページではポール・スミスのスーツを安心して任せることができるクリーニング店をご紹介します。

ポール・スミスのスーツは一般的なクリーニングに出してはいけない

ポール・スミスのような高級スーツは、一般的なクリーニング店に出すのは危険です。

その理由は、下記の3つ。

• ①生地が繊細で型崩れしやすいため
• ②タンブル乾燥が生地を痛めてしまうため
• ③裏地にシワや縮みが起こりやすいため

少し詳しくご説明します。

理由①生地が繊細で型崩れしやすいため

ポール・スミスのスーツには、高級生地ブランドの繊細な生地が使われているため、クリーニングによって型崩れしてしまいます。

しかし、クリーニングの前に「採寸」や「型崩れ防止の仕付け糸を打つ」などの対策をすることで、クリーニング後のスーツの縮みや型崩れを防止することができ、シルエットを保つことができるのです。

ただ、このような「採寸」や「仕付け糸」は、一般的なクリーニング店ではほとんどやっていません。

2〜3万円のスーツであれば、コスパを重視した町の安いクリーニング店でも良いかもしれませんが、繊細な生地を使ったポール・スミスのスーツであれば、採寸などのサービスが行き届いたクリーニング店を選ぶ方が安心です。

理由②タンブル乾燥が生地を痛めてしまうため

ポール・スミスのような繊細な生地が使われたスーツは「自然乾燥」や「立体乾燥機」で乾燥させるのが、最も適切な方法です。

なぜなら、タンブル乾燥機（ドラム式の乾燥機）を使った乾燥は、回転や熱・風によって生地自体にダメージを与え、ほつれや縮みなどの原因になるからです。

しかし、一般的なクリーニング店では薄利多売のビジネスモデルから、早く大量に乾かすことができるタンブル乾燥機を使っていることが多いのです。

だからこそ、一般的なクリーニング店にポール・スミスのスーツを出すのはリスクが高いと言えます。

理由③裏地にシワや縮みが起こりやすいため

ポール・スミスのスーツといえば鮮やかな柄の裏地が有名ですが、クリーニングによるシワや縮み、毛羽立ちなどが起こりやすい大変デリケートな素材なのです。

そのため、クリーニングの際には優しく手洗いをする方がいいのですが、一般的なクリーニング店だと他の衣類と一緒に洗濯機に入れられてしまいます。

このようなクリーニング方法は鮮やかな柄の裏地を痛めてしまい、ポール・スミス特有のスーツの価値を下げてしまうリスクがあるのです。

ポール・スミスのスーツのクリーニング店選びのポイント

高級スーツをクリーニングに出す際、そのクリーニング店で良いのかを見極める大切な3つのポイントがあります。

• クリーニング前後に採寸をしているか
• ドライクリーニングとウエットクリーニング（水洗い）両方に対応しているか
• 乾燥方法が静止乾燥か

①クリーニング前後に採寸が必要

クリーニング前後の採寸をしておく理由は、その素材や箇所に合った修正ができるからです。

例えば、縮んでしまった場合に、どの箇所がどのくらい縮んだかわかるので、適切な修正が可能になります。

細心の注意を持ってクリーニングしても、素材やクリーニング方法によっては縮みが出てしまうもので、採寸していない場合は仕上がりに縮みがあっても、どの場所がどのくらい縮んだのかが分からず修正のしようがありません。

だからこそ、クリーニング前後の採寸は重要です。

②ドライクリーニング・ウエット（水洗い）クリーニングの両方の対応が必要

ドライクリーニングだけだと充分に汚れが落ちないので、結局洗ったとしても劣化する場合があります。

• 油性の汚れ＝ドライクリーニング
• 水溶性の汚れ＝ウエットクリーニング

衣類についた汚れは、大きく分けて皮脂やファンデーションなど油性の汚れと、汗や尿などの水溶性の汚れがあります。それぞれの汚れは、それに適した洗い方でないと落ちません。

そのため、全ての汚れを落とすには、ドライクリーニングとウエットクリーニングの両方に対応が必要です。

③静止乾燥が良い

高級スーツのクリーニングに静止乾燥が良い理由は、衣類に対してのダメージが少なく、痛みや縮みが少ないというメリットがあるからです。

クリーニングの乾燥方法は、静止乾燥とタンブル乾燥があります。

静止乾燥は、衣類をハンガーなどに吊るした状態で、温風などで乾かしていく方法です（自然乾燥の場合もあり）静止乾燥は乾くまでに時間がかかりますが、衣類の傷みや縮みは少なくなります。

一方、衣類を回しながら乾燥するタイプのタンブル乾燥は早く乾きますが、回すことによる痛みや、急激な高温乾燥による縮みも起こりやすいというデメリットがあります。

そのため、高級スーツには静止乾燥がおすすめなのです。

ポール・スミスのスーツクリーニングならココがオススメ